木製のメカニカルキーボードが欲しいけど市販されていない。。
そんな時は自作してしまいましょう!
敷居が高いように思える自作キーボードですが、通販で手軽にパーツをそろえてはんだ付け無しで簡単に組み立てることができます。
今回は初心者向けの木製自作キーボードの簡単作り方をまとめてみます!
目次
目標の木製自作キーボード
簡単に作ることができる木製自作キーボードの条件をまとめてみます。
木製の外観
キーボードの外観の大半はケースとキーキャップで占められます。
目に見える部分はとことん木製にしましょう。
ホットスワップ対応
多くの自作キーボードははんだ付けを必要とします。
はんだ付け自体はそこまで難しいものではないですが、機材を揃えたり工程が増えたりと初心者には面倒くさいです。
今回はマイコンやUSBポートなどがすでに埋め込まれているPCB(基盤のこと)を使用します。
さらにホットスワップという、PCBにソケットが付いておりスイッチを差し込むだけでできる機能があるもので作りたいと思います。
後々キースイッチを交換したくなった場合も簡単にできるので便利です。
パーツを簡単に揃えられる
自作キーボードのパーツは日本国内では流通量が少なく販売店も少ないので、海外通販を活用しましょう。
今回はKBDFansを中心にパーツを購入することにします。
自作キーボード界では有名なサイトです。
日本からも多くの方が利用しており、Paypalでの支払いもできるので安心です。
木製自作キーボードに必要なパーツ
実際に必要なパーツを見ていきましょう。
木製ケース
KBDFansでは木製ケースはこの60%キーボードのサイズのものしかありません。
木製ケースはこの製品以外は見かけたことがないので、これ一択なのではないでしょうか。
今回はこの木製ケースを基準にパーツを選んでいきます。
ホットスワップPCB
PCBも60%サイズでケースに対応したものを選びます。
ホットスワップ対応しているものだとあまり選択肢は多くないのです。
KBDFansだとこれです。
price : $40
キーキャップ
木製キーキャップはあるにはあるのですが、ものすごい値段がかかります。
1キーで700円ほどするので、キー全部揃えるとなると約4万円です。。。
エンターキーやWASDキーなど強調したキーのみ木製キーキャップにしてコストを押さえます。
他のキャップは黒色の落ち着いたキーキャップにして、木製キーキャップやケースを強調することにします。
price : $50
プレート
プレートはPCBに合ったものを選びましょう。特に左シフトのサイズに注意です。
プレートは意外にも目に見えるので、色や材質に気をつけましょう。
木製キーキャップやケースを邪魔しないよう、黒のカーボンのものにします。
price : $19
スイッチ
今回のPCBは5ピンのものですので、スイッチは自由に選ぶことができます。
3ピンのPCBの場合でも、ニッパーなどでピンを切り取れば大丈夫です。
木製のキーボードは静音リニア軸のコトコトという打ち心地が合う気がするので、Gateron Silent Redにします。
price : $25
スタビライザー
スペースキーやエンターキー等の大きいキーには、タイピング時に安定するようにスタビライザーを使います。
price : $18
組み立ては簡単
ホットスワップなので作り方はとても簡単です。
プラモデルのように組み立てるだけです。
- まずはPCBにスタビライザーを装着
- プレートの4隅にスイッチをはめて、プレートとPCBを固定
- プレート&PCBをケースに固定
- キースイッチをはめ込む
- キーキャップを装着
これだけで完成です。簡単でしょ。
まとめ
これらの手順に従えば、オリジナルの木製自作キーボードが完成します。
価格は20000円ほどからできます。
市販のメカニカルキーボードに比べると少し高いですが、世界に一つだけの自分専用のキーボードができると考えれば悪くないのではないでしょうか。
自作キーボード沼にはまっていきましょう!
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