自作キーボードに興味を持っているという初心者のあなた。
この記事は、初心者はいきなり自作キーボードを始める前に、ロジクールG PRO Xから始めろ、という話をします。
「自作キーボードを始めたいけど踏み出せない、後悔しないか心配」という方は参考にしてみてください。
目次
自作キーボードとは
なぜキーボードを自作するのか
キーボードを自作する理由は一言でいえば、既製品のキーボードでは満足できない、からです。
既製品で満足できない理由はたくさんあるでしょう。
気持ちよくタイピングがしたい、かっこいい見た目がいい、理想のキー配置にしたい、腱鞘炎を治したい、完全オリジナルのキーボードが欲しいetc。
理由は様々ですが、それらの問題を既製品で解決できないなら、自作してしまえという流れです。
PCの自作も同じ考えですね。
自作の世界には大きな魅力があります。
自作キーボードの魅力
性能面や快適さを大幅に改善できるのが、自作キーボードの最大のメリットです。
また見た目にこだわったり、世界に一つだけのオリジナルキーボードを作ったりすることもできます。
好みのキースイッチを選ぶことができる。
自作キーボードでは、主にメカニカルスイッチを使用します。
既製品のメカニカルキーボードでは選べたとしても、赤軸、青軸、茶軸、銀軸などの数種類のみです
メーカーがラインアップしてる少数の中からしか選べず、スイッチを替えたくなったら基本的にはキーボードも買い替える必要があります。
一方で、メカニカルキースイッチ自体は数多くの種類があります。
多すぎて私もすべて把握できていませんが、50種類以上はあるのではないでしょうか。
自作キーボードなら、その膨大な中から自由に選べますし、キーによってスイッチの種類を替えることもできます。
理想のキー配置にできる
キーボードのレイアウトも自由に選ぶことができます。
US配列、JIS配列。Windows、Mac。
変換、無変換、CapsLock等の使う頻度の低いキーの排除。
右手と左手で分離されたキーボードにすることもできます。
各々の環境にあった最適なキー配置を実現できます。
またキーの役割も自由にプログラムできるので、既存の配列と全く異なるオリジナルの配列にすることもできます。
好みの見た目にできる
見た目も自由にカスタマイズできます。
キーキャップはもちろん、配置やキーボードケースもカスタムできます。
木製のキーボードにしたり、極薄ロープロファイルにしたり、カラフルなキーキャップにしたり。
市販のキーボードは一体型で黒や白などの地味な色が大半なので、見た目にこだわる場合は自作キーボードがおすすめです。
キーボードの自作はハードルが高い?
先ほど、自作キーボードは自作PCと似ていると書きましたが、自作キーボードのほうがハードルが高いです。
パーツの入手
日本国内で自作キーボード用パーツを購入できる店は限られていますし、Amazonでの出店もほとんどありません。
数少ない専門店から購入するか、自ら海外通販で購入する必要があります。
パーツの規格も多くあるので、自分で確認しながらパーツを揃える必要があります。
組み立ての難しさ
パーツを揃えたら、あとは順序だてて組み立てるのですが、自作PCのように簡単にはいきません。
自作PCはプラモデルかのごとく、パーツを差し込んでケーブルをつなぐだけで完成します。
一方自作キーボードは多くの場合、はんだ付けの作業が必要です。電子工作です。
はんだ付け自体はそこまで難しくないので、機材をそろえて練習すれば誰でもできるようになるでしょう。
しかし、キーボードの他に電子工作のことも考えなければならず、工程が増えることでハードルが高くなってしまいます。
初心者の多くは、はんだ付けで手の出しにくさを感じているのではないでしょうか。
コストの高さ
パーツを揃えるだけで結構な値段になります。
初心者用の入門キットでも2万円以上することでしょう。
さらにこだわればこだわるほど、費用がどんどん膨らんでいきます。
パーツ代の他にも、運送料、工作用品代などもかかります。
また初めて作る自作キーボードは大体失敗するか不満が出ると言われています。
理想を形にするためには、膨大な時間とお金をかける必要があります。
10万円以上かかる場合もあるそうです。そこそこのパソコンが買えてしまいますね。
いきなり自作キーボードを始める必要はない
以上、初心者にとっての自作キーボードの難しさは、次の3点になります。
- パーツの入手
- はんだ付け
- 価格
自作キーボードに踏み出せない方の多くはここで躓いていることでしょう。
ここで諦める必要はありません。
なんと、この3点とも簡単にしてくれている市販のキーボードがあるのです。
ロジクールG PRO Xがあるよ
このロジクールG PRO Xというキーボードは、上記の問題を解決してくれます。
とても手軽
G PRO Xは、ホットスワップ機能が搭載されています。
このホットスワップとは、基盤にスイッチのソケットを取り付けることで、簡単にスイッチを取りつけたり交換したりできる機構です。
ホットスワップのおかげで、はんだ付けをすることなく簡単にキースイッチを交換できます。
キースイッチは遊舎公房さん等で豊富な取り扱いがあるので、簡単に手に入れることができます。
気になるキースイッチを取り付けて、好みでなかった場合もすぐに交換できるので、とても手軽です。
G PRO X自体も、家電店やAmazonで簡単に手に入ります。
価格も13000円程度と、そこまで高くはありません。
自由度もある
ホットスワップのおかげで、大体のスイッチは取り付けることができます。
自作キーボードの利点である、好みのキースイッチを選べる、というのはG PRO Xで達成できます。
自由にキースイッチを選んで取り付けてみましょう。好みに合わない場合でも簡単に交換できます。
キーボードの見た目の大半を占めるキーキャップは、メカニカルスイッチなら基本的にどの製品でも交換できます。
もちろんG PRO Xでも簡単にカスタムできるので、好みのキーキャップに替えて好みの見た目にしましょう。
さらに、付属のソフトでキー機能の設定ができます。
見た目としてのキー配置は変更できませんが、機能としてのキー配置はカスタマイズできます。
自分に合った機能を設定することができます。
まとめ
自作キーボードに踏み出せないという方は、ロジクールG PRO Xを使うことで、自作キーボードの醍醐味を体験することができます。
好みのキースイッチをホットスワップで簡単に入れ替えるだけでも、自作キーボードのメリットを享受できます。
初心者はまずG PRO Xで試してみてから、自作キーボードの世界に足を踏み入れるか判断しみてはいかがでしょうか。
G PRO Xでは物足りない、もっとこだわりたい、オリジナルのキーボードが欲しい確信してから、自作キーボードの沼にはまっていくのでも遅くはないでしょう。
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