Kailhの赤軸キースイッチは3種類あります。
「Kailh Pro Burgundy」、「Kailh Box Red」、「Kailh Box Red Pro」です。
3種とも購入し、実際にタイピングして使用しました。
今回はKailhの赤軸のスペックや使用感を比較していきます。
目次
Kailh赤軸のスペック
一部情報を遊舎公房さんから引用させていただきます。
Pro Burgundy

Kailh Proシリーズは一般的なスイッチに比べストロークと接点が少し浅くなっています。
スイッチの動作もなめらかになっているようです。
BurgundyはリニアタイプのProスイッチです。
Box Red

Kailh Boxシリーズは軸が箱型になっており、スイッチを押したときのブレが軽減されています。
またIP56等級の防水防塵性能があります。
防水性能については、波浪または全ての⽅向から強い水流を受けても影響がない。
防塵性能については、粉塵が侵入する事を防止する、とのことです。
RedはリニアタイプのBoxスイッチです。
Box Red Pro

Box Red Proは、上記のBox Redの性能そのままに押下圧を軽くしたものです。
Redが45gfなのに対し、Red Proは35gfです。
表で比較
Pro Burgundy |
Box Red |
Box Red Pro |
|
---|---|---|---|
押下圧 | 50gf | 45gf | 35gf |
ストローク | 3.6mm | 3.6±0.3mm | 3.6±0.3mm |
接点 | 1.7mm | 1.8±0.3mm | 1.8±0.3mm |
Kailh赤軸の使用感
Pro Burgundy:なめらか
非常になめらかな押し心地です。
押し始めに30gf、最後まで押すのに70gfの力が必要です。
かかる力の変動が大きいこととストロークの短さが合わさることで、なめらかに感じるようになるのでしょうか。
適度な反発力があってなめらかに指を押し返してくれます。
指離れが良いため高速タイピングに向いています。
コトコトと控えめに心地よい音がします。
Box Red:歯切れが良い
適度なスイッチ感があります。
押下圧が40~60gfと変化が少ないため、すっと底打ちができます。
そのためOn/Offがはっきりしておりメリハリがあります。
音はカタカタという軽めの音がなります。
Box Red Pro:軽い
Box Redの感触をそのまま軽くした感じです。
力を入れにくい小指や薬指で押すと、より顕著にRed Proの軽さを感じられます。
全体として必要な力が少ないので、よりスイッチ感があります。
反発力は小さいので指離れを意識する必要があるかもしれません。
音はBox Red同様カタカタという音です。
表で比較
Pro Burgundy |
Box Red |
Box Red Pro |
|
---|---|---|---|
特徴 | なめらか | メリハリがある | 軽い |
音 | コトコト | カタカタ | カタカタ |
イメージ | 絨毯 | スイッチ | プラスチック |
まとめ

Kailhの赤軸スイッチ3種を比較しました。
私はPro Burgundyのなめらかな押し心地を最も気に入りました。
メリハリのあるスイッチ感が好みの方は、Box Redがおすすめです。
軽さを求める方には、Box Red Proが最適です。
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