e元素の格安ゲーミングキーボードを購入しました。赤軸モデルです。
メカニカルスイッチやLEDバックライトを搭載する本格的なキーボードでありながらも、5000円以下と激安な価格で購入できます。
ゲームやタイピングで使用した感想は、良くも悪くも値段相応であり、気軽に購入できるという点では高評価といった感じです。
メカニカルキーボードやコンパクトなキーボードを持っていなくて、低価格で試してみたいという方にはおすすめです。
それでは詳しくレビューしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
e元素ゲーミングキーボードの外観とスペック
e元素ゲーミングキーボードのスペックは以下の通りです。
- Outemu製メカニカルスイッチ搭載
- 81キーのコンパクト設計
- Nキーロールオーバー
- RGB LEDバックライト搭載
- USB typeCの着脱可能な有線接続
- 角度調整スタンドつき
- US配列
型が新しくなって接続端子がmicroUSBからUSBtypeCになっています。
Amazonの商品紹介には防水性能、キーストローク性能、キー交換可能などと記載されていますが、実際はどうなのでしょうか。
後ほど詳しく見ていきます。
まずは外観から。
簡素ながら丁寧な包装です。
内容物は、
- キーボード本体
- ケーブル
- スイッチとキャップの交換用工具
- 予備のキースイッチ5個
- 説明書(英語と中国語)
です。
サイズは、幅310mm、縦123mm、高さ37mmです。
テンキーレスのロジクールG PRO Xと比較しても、さらにコンパクトであることがうかがえます。
RGBバックライトが搭載されており、10種類のパターンで光らせることができます。
明るめの綺麗な発色です。
e元素ゲーミングキーボードのいいところ
5000円を切る低価格
e元素ゲーミングキーボードの最大の特徴は、とにかく安いことです。
メカニカルスイッチやLEDバックライト、Nキーロールオーバーといった、ゲーミングキーボードに必要な機能を擁したうえで、5000円未満で買えてしまいます。
同じ機能で有名ゲーミングブランドだと1万円以上はするでしょう。
半額以下で本格的なゲーミングキーボードを手に入れられるのはとてもお得です。
Outemu製メカニカルスイッチ搭載
CherryMX互換のOutemu社製のメカニカルスイッチを搭載しています。
低価格帯のゲーミングキーボードは大半が安価なメンブレン式ですが、e元素はメカニカルスイッチを採用しており本格的です。
CherryMX互換スイッチですがOutemuも有名メーカーなので信頼性があります。
私は赤軸のキーボードを選びましたが、メカニカルスイッチのちゃんとした打鍵感です。
81キーなのに超コンパクト
81キーありますが、60%キーボードかのようなサイズ感です。
デスクを広く使え、マウスの可動域も広がるので、ゲームには最適です。
とてもコンパクトな設計ですが、FキーやPGUp/Dnキー、矢印キーは残されており、作業用途でも快適です。
フローティングデザインでかっこいい
e元素のゲーミングキーボードはキーが浮いているようなデザインになっておりスタイリッシュです。
有名ゲーミングブランドでも流行のおしゃれなデザインです。
LEDバックライトも良く見えて映えるのでとてもかっこいいです。
e元素ゲーミングキーボードのイマイチなところ
キーストロークは4mmある
キーストロークが2.0mm±0.6mmと表示されていますが、これは誤りです。
4mmぐらいあります。メカニカルスイッチの一般的なキーストロークです。
恐らくキーの入力が検知されるアクチュエーションポイントが2.0mmなのでしょう。
反応速度が速いゲーマー向けのスイッチである銀軸でも、ストロークは3mmほどあります。
偽スペックに騙されないよう注意しましょう。
キースイッチ交換可能、、、なのか?
このキーボードは一応ホットスワップに対応しています。
ホットスワップとは、キースイッチと基盤の接続がソケットになって、はんだ付けなしで簡単にキースイッチを交換できる、というものです。
e元素ゲーミングキーボードの基盤は確かにソケットになっていますが、、、
このソケットの穴が細すぎて、他社のスイッチの足が入りません。
付属のOutemuのスイッチの、他社のCherryMX互換スイッチを比較してみても、足の太さの違いは明らかです。
e元素ゲーミングキーボードのソケットはこの細い足用に作られているので、他社スイッチへの交換はできません。
実質的には、ホットスワップには対応していないと言えるでしょう。
防水性能はなさそう
防水性能を謳っていますが、そのようなことはないと思います。
キーボードを分解してみましたが、スイッチや基盤が特別に防水加工されている形跡はありませんでした。
キーボードケースの底に水抜き穴があるので、万が一キーボード内に水が浸入しても穴から抜くことができるというものです。
通電していない状況ならば、水をこぼしても素早く水抜きして乾燥させれば大丈夫です。
パーツは普通の電子機器も同じなので、これで防水を謳うのは間違っていると思います。
随所に安さを感じる
本格的なゲーミングキーボードではあるのですが、安い理由がいろんな所から見て取れます。
Outemu社の赤軸スイッチは安っぽさを感じます。
抵抗大きくなめらかさに欠けます。
スイッチの質も均一ではありません。
私の個体では2つほどバネの不良があったため、すぐ付属のスイッチと交換しました。
キーボード本体はプラスチックと薄いアルミで出来ていて、剛性が足りていません。
中央に力をかけると大きくしなります。
キーを底打ちした時の反響音も不快です。
キーキャップの成形にもムラがあります。
バリが残っていたり、サイズが異なっていたりします。
ゲーミングキーボードの機能としては申し分ないのですが、モノとしての出来は中華クオリティです。
まとめ
e元素のゲーミングキーボードについてレビューしました。
本格的なゲーミングキーボードでありとてもコスパが良い一方で、細かい所でのコストカットが見て取れます。
本格的なメカニカルキーボードを使ったことがある方には、随所に粗が目立つので気になってしまうでしょう。
一方、メカニカルゲーミングキーボードを使ったことがなく、初めて体験してみたいという方にはオススメです。
この価格でこれほどの機能が備わっていることは、とても素晴らしいです。
私は同じくe元素のキーキャップをつけて、カラフルに可愛く使用しています。
e元素のキーキャップについてはこちらの記事でどうぞ。
コメント