森見登美彦「太陽の塔」感想 これはフィクションではない

森見登美彦著「太陽の塔」を読んだ。本を読んで声を出して笑ったのは結構久しぶりな気がする。かなり面白かった。登場人物はかなりひねくれており作中にはニッチな情報が多く登場するが、それを知ってる理解できる人にはぴったりハマる本だと思う。私にはまさにハマったように感じる。

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印象に残ったフレーズを挙げてみたい、と思ったが辞めることにする。そのようなフレーズを本を読み終えた後から探すのは非常に面倒くさい。かといって読んでいる途中に付箋を貼ろうなどという愚行をする気にはなれない。しかし書評を書く際に本文の引用がないと説得力に欠ける。読書ブログというものは狂気の沙汰であろう。こんな記事を見る暇があれば書店に足を運び自身で本を買って読んで欲しいものである。芥川龍之介風の不安を解消するためには行動を起こすのが良い。

読了後ネットで感想の記事を検索していくらか読んでみた。多くの人はこの作品をフィクションとして楽しんでいるように感じた。変人達の奇行物語を蚊帳の外から観察する立場だろうか。しかしこの作品の物語や登場人物は極めてリアルな存在なのである。京都大学には陰茎のことをジョニーと言う輩がわんさかいるのである。この作品に感化されて四条河原町でええじゃないかと叫びまわる馬鹿が出現したことは想像に容易い。当作品が日本”ファンタジー”ノベル大賞を受賞したことは皮肉なものである。

適当に文書を書き連ねてみたが、あなたが何か疑問や不愉快に感じたのだとしたら、それはあなたが根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。

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